Profile

福岡県出身。桐朋女子高校音楽科卒業後、ニューヨーク・ジュリアード音楽院を経てロシア国立チャイコフスキー記念モスクワ音楽院留学。同音楽院大学院を修了。

在学中、モスクワ音楽院伝統の教授選抜コンサートに外国人として初めて12回連続出演を果たし、卒業演奏ではスタンディングオベーションとともに満場一致で最高点を獲得。

本場のロシアピアニズム・ロシアンメソッド（奏法）以外に、美学、哲学、造形芸術史、演奏芸術史などの単位も取得。国内外のコンクール、音楽祭などで受賞多数。

ニューヨーク カーネギーホールやワルシャワショパン協会ホール、ミラベル宮殿など世界17ヵ国53都市にてソロリサイタルやオーケストラとの共演など演奏活動を行う。

国内では、モスクワ管弦楽団、サンクトペテルブルク管弦楽団、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、チェコフィルハーモニー八重奏団、ラズモフスキー弦楽四重奏団などの日本公演にソリストとして出演。ピアニスト中村紘子氏とのジョイントコンサートも好評を博す。

CDピアノソロアルバム「マヤ ラシィヤ」（モスクワ録音）好評発売中。

2000年4月より、東京・福岡にて「永芳久子ピアノセミナー」を開講。より芸術性の高い演奏を目指す音大生や専門家、純粋にピアノが上手になりたい愛好家の方々にマンツーマンで指導を行う。

2018年には、受講生達と演奏者グループ「シュヴァルドリアン」を立ち上げ、以来毎年チャリティーコンサートを開催。NPO法人「SOS子どもの村JAPAN」への支援活動を続けている。また、2022年からは、「音楽で希望をつなぐプロジェクト」も始動。全国のピアノ教室と連携し、次世代を担う子供達へのホリスティックな音楽教育に賛同の輪が広がっている。2024年春、「ケテルミュージックスクール」を開校。